フキノトウ酒の作り方
・生態・
フキはキク科の多年草で、海岸地帯から海抜1500m以上の山地まで広く自生し、湿り気を帯びた土地を好んで生えます。
芽立ち直後のフキノトウは、薄い鱗片葉に幾重にも包まれた球形で、これを開いて花を咲かせながら30~40mの高さになります。
花を開く前のフキノトウには、特有の香りとほろ苦さがあって山菜として重用するほか、若葉および成葉の葉柄も食用となります。
本種は本州、四国、九州に分布するが、本州北部と北海道に分布するアキタブキ(エゾブキ)も同様に利用できるほか栽培種でもいいです。
いずれも農薬や排ガス・排油などで汚染されていないものを選びましょう。
・利用部位と採取期・
花が開く前のフキノトウを利用します。
関東地方南部以西の暖地では1月初旬から顔を出しますが、雪国の山地では7月上旬ころまで採取可能です。
・作り方・
水洗いして十分に水をきり、酒容量の5割を入れ、氷砂糖100g(酒1.8リットルに対し)を加えて漬け込み、フキノトウは1週間で取り出します。
3~4か月で淡緑黄色~黄褐色に熟成します。
・効能・
クエルセチン、ケンフェロール、精油、ブドウ糖などを含み、セキ止め、去痰、のどの痛み、解熱のほか、健胃整腸、強壮、解毒、安眠などに効用があります。